地球温暖化の影響で、夏の暑さは年々厳しくなっています。高温多湿になりがちな大型施設で熱中症を防ぐには、温度や湿度を調整して快適な空間をつくりだすことが大切です。この記事では、プールや大型レジャー施設におすすめのHVLSファンを、THE FIRST FAN、ビッグアスファン、リボリューションファンの順に3つ紹介します。
THE FIRST FAN
会社名 | 株式会社西田技巧 |
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住所 | 岐阜県美濃加茂市あじさいヶ丘1-5 |
電話番号 | 0574-28-7507 |
まずは、THE FIRST FANの特徴やおすすめポイントを紹介します。
プール施設の湿度管理に最適なエアフロー設計
THE FIRST FANの大きな特徴は、プール施設などの湿気がこもりやすい空間の湿度管理に最適なエアフロー設計がされていることです。湿度の高いプール施設を快適な空間にするには、しっかりとした換気が必要です。
なぜなら、換気が不十分な場合には、二酸化炭素濃度が高くなる、塩素のにおいが強くなる、結露やカビが発生しやすくなるといった問題が出てくるからです。そして、湿気をためないためには、室内に空気の流れをつくってすばやく乾かすことが重要です。
その点、THE FIRST FANのHVLSファンは、1台で工場用扇風機50台分もの風量を送ることができます。そのため、夏場は体感温度を4℃、湿度を6%も下げることができます。特に除湿効果については、室内が70%以上の高湿度状態になったときにより実感しやすくなると考えられています。
さらに、THE FIRST FANのHVLSファンは、細部まで徹底的にこだわった設計によって、肌あたりがやさしく人が心地よいと感じる「1/f」の風を実現することが可能です。
また、結露やカビの発生も効果的に防げます。なお、1台分の消費電力はわずか扇風機3台分。そのため、空調電力を約12%以上も節約できるというメリットもあります。
ビッグアスファン
会社名 | 豊田通商株式会社 |
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住所 | 東京都港区港南二丁目3番13号 |
次に、ビッグアスファンの特徴やおすすめポイントを紹介します。
広範囲に強力な風を届けるファン
ビッグアスファンの大きな特徴は、低速回転しながら広範囲に強力な風を届けられることです。1台のファンから生み出される風量は、およそ扇風機50台分。風の届く範囲も広いので、約2,500㎡の空間でも少ない台数でカバーできます。
また、空間の隅々まで風がいきわたるので無風の場所ができないのも強みです。このような強力なファンを導入することで得られる効果はおもに3つあります。
1つめは、暑さで放出される汗を気化することで、大型施設における熱中症リスクを軽減できることです。
2つめは、結露が発生しやすい低温・高湿な場所に湿気がこもるのを解消し、湿気、結露、水濡を緩和・抑制できることです。
3つめは、大きな空間で空調をきかせる際に発生する温度ムラや湿度ムラを解消できることです。パワフルな空気の対流機能によって、空間全体の温度や湿度を短時間で均一化させられるのでじゅうぶんな省エネ効果も期待できます。
リボリューションファン
会社名 | 株式会社ジャロック |
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住所 | 東京都中野区中央2-59-18 ジャロックビル |
電話番号 | 0120-70-3810 |
最後に、リボリューションファンの特徴やおすすめポイントを紹介します。
エネルギー効率を最大化した高い耐久性
リボリューションファンの大きな特徴は、エネルギー効率がよく、高い耐久性を備えていることです。大型のファンを低速回転することで大容量の空気を循環させられるのが強み。1台のファンでおよそ扇風機50台分の風を生み出し、約2,000㎡の空間をカバーできると考えられています。
また、リボリューションファンは、空気抵抗ではなく、羽根の上下を通る気圧差によって生まれる揚力の反作用を利用して気流を生み出しています。その結果、ファンの回転時に空気抵抗と乱流が少なくなることから、少しの電力でも運転することが可能になります。
具体的な数値をあげると、1時間の消費電力はたった数十円です。これはドライヤーを使用したときと同じぐらいの電気代なので、かなり安いといえるでしょう。このわずかな消費電力で、夏場なら体感温度を最大5℃下げることができます。
また、広い空間であってもすみずみまで風を届けることができるので、室内の温度にムラができることなく効率的に快適な空間をつくり出せます。また、冷房と併用することで20%の省エネに成功した実績もあります。
なお、リボリューションファンの設置後は、オールシーズンフル回転で使用することになります。しかし、使用後1年を過ぎると、定期的に安全定期診断が行われるので安心して使用できるでしょう。
点検や診断をしっかりと行うことで耐久性が高くなるというメリットもあります。点検時には、ボルトナットやワイヤーに緩みがないか、軸が垂直か、羽根が水平になっているかなどがていねいに調べられます。
まとめ
日本の夏の暑さは、年々厳しくなる一方です。大型施設などで熱中症を防ぐには、温度や湿度を調整して快適な空間をつくりだすことが大切だといえます。ただ、エアコンを使用すれば暑さは緩和できますが、室内を均一に冷やせない、電気代がかかり過ぎるといったデメリットも発生します。一方、大型のHVLSファンを併用すれば、電気代を節約しつつ広範囲に強力な風を送ることが可能です。この記事では、プールや大型レジャー施設におすすめのHVLSファンを、THE FIRST FAN、ビッグアスファン、リボリューションファンの順に3つ紹介しました。どのファンも、1台で扇風機約50台分もの風を生み出し、部屋のすみずみまで届けられるのが強み。また、短時間で空間全体の温度や湿度を整えられるので、高い省エネ効果も期待できます。